建設予定地

当面はやったことの備忘録

就活を振り返る

はじめに

ご縁があり、来春から合同会社DMM.comに新卒で入社させていただくことになりました。

色んな気持ちの整理をする上で、何か後に残せるものがあればと思い、少しだけ自分の就活の振り返りをしてみます。

4月~11月

就活をふんわりと意識し始めたのは昨年の春先、当時インターン先でお世話になった方から就職活動のお話を聞いたことがきっかけです。

当時はベンチャーとメガベンチャーの違いすらふんわりとしかわかっておらず、エンジニア業界を知るためにサポーターズさんのエンジニアEXPOなどに参加して、「世の中には色々な企業があるんだなぁ」と思うようになりました。

もともと「好きなこと=技術で食べていきたい」という気持ちがあったので、業種はエンジニア一本で、業界はtoCのWeb系を中心に見ていました。

事業領域へのこだわりはなく、ユーザーのフィードバックがダイレクトに得られやすいサービスのものづくりに関わる一からそのようなサービス(事業)を立ち上げるという経験がしてみたかったので、なるべく事業領域は広く見て、裁量権(若手の能動的な提案が通りやすいか)・成長環境(仕事へのモチベーションの高い人やプライベートなどでも対外的な技術発信をしている人が多いと嬉しい)という部分も強く意識していました。

秋は短期インターンに参加し、懇親会で同じ23卒の方から就活のエピソードを聞いたり、大学の先輩に就職相談に乗っていただいたり、逆求人イベントに参加してみたり、慣れないなりに「就職活動」に向き合っていたのがこの時期でした。

12月~3月

年明け後は再スタートを切って、徹底的に自分と向き合う時間を作りました。
色んな方に相談に乗っていただいて、うまく言語化し尽せていなかったものを言語化する(人に話したり、文字で書き留めてみる)ことををしていました。

細々と続けていた就活も、なんとなく「そろそろなのかな」と思い出したのが年明けの2月頃でした。
その後は2社内定、2社辞退、2社落ちみたいな結果です。

今の会社さんに内定承諾を決めたのは、面接中に感じた「会話の居心地の良さ」が大きいです。
さらに実際に内定をいただいて、「好奇心が強く、気になったらなんでも飛び込んでやってみたい」と思う自分の性格に会社自体の方向性がマッチしていて、思い描いてきたビジョンが「ここでなら実現できそう」という確信が、自分の中にストンと落ちたのが一番の理由です。
扱っているサービスの内容や関われる技術領域の広さからも、「もし万が一この会社を辞めた後も、ここに新卒で入社して経験できることが生涯(エンジニアとしての)自分の糧になるだろう」と強く思えたことが大きかったです。

内定承諾までの期間、就職活動を続けるべきか悩みました。
最後に検討していた3社の企業さんはいずれも志望度がとても高く、相性の良さを感じていたので、「選択しなければいけない」事実に向き合う苦痛を感じました。

就活を終える決意を固め、それまでずっと志望度が高く、年明け前から第一志望で目指し続けてきて、採用人事の方や社員の方に沢山お世話になったA社の選考を辞退するのは、特に胃とメンタルに来るものがありました。

所感など

GitHubやブログ、ポートフォリオサイトなどは体感見てくれている企業さんが多かったです。

エンジニアの方と自分の作ったプロダクトや互いの好きな技術の話をする時間は楽しかったですし、面接の中でも学びが多かったので、結果的にこういった技術発信は(エンジニア就活においては)大切だと感じます。

面接中では自分の感情や考えを言語化して説明する(暗黙知を限界まで削ぎ落す)能力が求められますが、ハッカソンでのチーム開発の経験や、実際に制作したプロダクトでの苦労話は素直な気持ちで伝えやすかったように思えました。

おわりに

就職活動で得た気づきは、たとえ回り道になっても、「周りの人に相談してみる」というのがめちゃくちゃ大切だな、ということです。

就活中はひたすら自分と対峙し続けることになるので、自己肯定感を保ち続けることが難しかったり、漠然とした不安から視野が狭くなりがちでした。
そんな中、客観的な意見やアドバイスをしてくれる人たちの存在は本当に大きいです。

その上で何が自分の人生にとって最良の選択なのかを考え、最後に決断を下すのは自分ですが、抱え込まずに立ち止まっていろんな人に相談してみるのは大切なことだなぁと思いました。

振り返ると、ここに至るまでお世話になった方々への御恩は本当にはかりしれません。

つらつらと書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。